2015年のでんぱ論
2.11 代々木第一体育館に行ってきまして。
そんなわけでブログお引っ越し第1弾は今思っているでんぱ組論を。
でんぱ組を始めてみたのはSSTVのスペシャエリアで「Future Diver」を見た時なんだけど、その時はただちょっとおもしろい曲を歌ってるアイドルなんだなくらいの印象しかなかった。すごい展開してくけどキャッチー。変だけど覚えやすい。けど、まだいっぱいいるアイドルの1組でしかない印象だった。メンバーも5人だったし。
印象が変わったのは「強い気持ち・強い愛」
もともと小沢健二がすごい好きで、どんな感じでやってくるのかが気になって視聴してみたんだけど速攻でiTunesでダウンロードした。やられたなって正直に思った。アイドルでも渋谷系そのものでもない新しいものがそこには確かにあった。たどっていって「くちづけキボンヌ」を聞いた時には完全にはまっていた。かせきさいだぁと木暮さんなんか渋谷系好きなら好きに決まってるじゃん!でも、アキバ色もしっかり出してます。今までアキバだと思っていたグループが渋谷まで出てきたけど全然OK。そこでもしっかり勝負できますようちらってのがほんとに良かった。
分岐点は「WWD」「WWDⅡ」
さて、アキバを出て渋谷を経由して次はどうするのかと思ったら向かった先は内側。
どうすんの?うちらどうすんうちらこの後!ってなった時に、他のアイドルみたいにキラキラしてるだけじゃ居られなかった。そもそもそうやって生きてきたメンバーじゃなかったからこそ内側を、メンバー同士を、自分自身を見つめないといけなかった。さらけ出さないといけなかった。夢なんかくだらない、仲間なんてしょうもない。そう思ってた人間がグループとして上を目指すためには越えていかなきゃいけない壁だった。
私はアルバム「WORLD WIDE DEMPA」のツアーでついに現場に行くことにした。この2曲を聞いて、もうチケット取れなくなるか解散しちゃうかどっちかだと思ったから。それくらい衝撃的な、アイドルに歌わせるのこれヒャダさん!?てな曲だったから。
結果、でんぱ組.incは大きくなった。夢だった武道館を即完するくらいに。
お茶の子さいさいさーい♪
で、今のでんぱ組はどうなったか。
「WWD」「WWDⅡ」を大坂で披露するときに受け止めてほしいって言う前に受け止めるよって言えちゃうファンに支えられてでんぱ組.incは覚悟決めたんです。もうさ、黒歴史をさらけ出すのなんて誰だって怖いのにそれを歌っちゃって受け入れられるなんてもう無敵じゃん。だから「サクラあっぱれーしょん」はみんなを引き連れて引き受けていくって決意表明ですよ。それでもへっちゃらお茶の子さいさい。
かと思ったでんぱ組を代々木で見た感想。
全然お茶の子さいさいじゃないじゃん!
相変わらず不安で、それでもファンのことを考えてて。
結局、ずっとでんぱ組.incはでんぱ組.inc何じゃないかと思うわけなんです。
会場の大きさにきょどったり、うまく喋れなくて何言ってるかわからなくなったり、本気で泥作ったり、お客さんが来なかったら来なかったで凹むし、お客さんが多くなれば多くなったで声が聞こえなくなっちゃたんじゃないかって言うお客さんのことを心配したり。そんな6人とそこにいるみんなででんぱ組.incなんです。
でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」MV - YouTube